サワディーカッ🙏 じゅんやです。
最近タイでは雨季から乾季になりいよいよベストシーズンが到来しました。比較的気温も高くなく乾燥している最高な季節ですが、旅行できないのが悔しいですね。
さて、今回の記事では、意外と知られていないタイの正式名称について書いていきたいと思います。
皆さんがよく聞く「バンコク」と言う名称で有名ですが、実はタイ人はバンコクとは言わないんです。
さらに、本当の言い方は世界で1番長い地名ではないかというくらい長いです。
結論から言うと、タイの首都バンコクの正式名称は
「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」です。
…長すぎる!!
なお、上記のカタカナで表記した名称をタイ語で書くと、以下の通りです。
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
11語から成り立っていてカタカナの文字数は121文字です。
これに意味あるの?って思うかもしれませんが、あるんです。
「インドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」
これが日本語訳した意味になります。…形容詞が多すぎる。
とにかくこの名前の由来は、争いのない平和な都であって欲しいと言う願いが込められているのが分かります。
じゃあ実際今もタイ人はこの長い名前を言っているのかというと実はそうでもありません。
ローカルの人たちは、最初の2つを取って「クルンテープ・マハナコーン」あるいは「クルンテープ」と言っています。タイで走っている車のナンバープレートにも日本のように地名がタイ語で書かれているのですが、そこには「クルンテープ・マハナコーン」と書かれています。
さらに驚くのは、タイ人に正式名称を言えるか聞いてみると「そんなの長すぎて言えない!」という返事がほとんどです。実は、タイ人でも覚えている人はほとんど居なくて言えない人がほとんどです。
バンコクという名前の由来は、タイ語の発音では「バーン(グ)コーク」となります。バーン(グ)は水辺の村を意味し、コークはマコークというウルシ科の樹木のことを意味し、かつて当地はマコークが生い茂るチャオプラヤー川沿いの小さな村でした。
バンコクと言ったら水上マーケットが観光地として有名ですよね。
実は、今でも水上で生活をしているタイ人がいて、そのエリアの一部で買い物ができる市場になっています。
実は、その水上エリアは今よりも発展していたのかもしれません。
現在タイの呼び名として利用されているバンコクですが、実は名称が変更されるかもしれません。
実際に2022年の2月、タイ政府はタイの首都バンコクの英語名称を「バンコク(Bangkok)」から「クルンテープ・マハナコン(Krung Thep Maha Nakhon)」に変更する草案が閣議で承認されました。
この発表を受けて多くのタイ人は「今後バンコクという名称は使えなくなってしまうの?」と疑問を抱いた方がいました。
しかし、政府の見解によるとタイの正式名称は変更したが実際には「バンコク」「クルンテープ・マハナコン」どちらも使用して問題ないと意見を述べました。
そのため、タイ旅行した際に馴染みのあるバンコクという名称が使えない訳ではないので、一安心ですね。
今回はタイに関する豆知識の記事でした。正直バンコクが正式名称だとずっと思ってました。しかし、タイ人の友達に本当はもっと長くてローカルの人は違う名前で言っていると言われた時はびっくりしました。
たまにはこーいったタイに関する豆知識系の記事も書いていきたいと思います。それではこの辺でコップンカッ。